車椅子別ヘアカットの方法

車椅子カット カット

こんにちは!
伊勢崎市、桐生市、前橋市を訪問カットしています。
訪問理容さいとうです。

介護で使われる車椅子にはいろいろ種類がありますね。
自走式タイプ、介助式タイプ、リクライニングタイプ
どのタイプでも利用者様のヘアカットすることができます。
自力歩行ができる要介護者でも歩行にふらつきがあると、足場がしっかり確保できずに転倒する危険があります。そのような方は転倒リスクに配慮して車椅子に座ってもらったほうが安全な場合があります。

また、認知症がある要介護者様でなかなかこちらの言葉に従ってもらえず、髪を切る場所まで誘導できないことがあります。
そのようなときは車椅子に乗っていただいて移動させていただいています。

自走式車椅子

自走式タイプは最も普及している車椅子です。
両脇に大きな車輪があり、利用者が手で車輪のハンドリムを回すことで走行できます。
軽く出来ていて比較的価格も低めからあります。
使わないときは中央部分を折りたたむ事ができます。
このタイプは背もたれが低いのでカットするときにも邪魔にならず作業しやすいです。
ハンドリムに切って落ちた毛が付きやすいのでよく払う必要があります。
毛がついたままだと利用者の手に毛がついてしまうからです。

介助式車椅子

介助式タイプは自走タイプよりも車輪が小さいです。
主に介助者が後ろから車椅子を押すように設計されています。
全介助者向けのものは背もたれが倒れたり座面を傾けることができます。
ヘッドレスト部分が外せるものは外してカットします。
多くの車椅子はヘッドレスト部分が外せます。
一見外せないように見えても外せる機構が付いていいる事が多いです。
外せないものもありますので無理に外すことはしません。
利用者さまの頭部が安定しないときもヘッドレストは外さずにカットします。

リクライニング式車椅子

リクライニング式車椅子
着座姿勢がとれない介護度4~5の全介助の利用者様が使っています。
筋力で座った姿勢を維持できないので普通の車椅子に乗せると落下する危険があります。
そのため、着座面を後傾リクライニングさせて浅く寝たような状態に座っていただきます。
カットするときは安全に配慮しながらリクライニングを起こして施術します。
起こすと危険な場合は後傾姿勢のままカットしています。

車椅子でも危険のないように配慮

車椅子カット
車椅子カット方法

車椅子は着座位置が低く要介護者様の頭の位置も低くなるのでカットする人間も姿勢をさげ無理のない体勢で作業するのがよいです。
自分の作業する位置や姿勢をこまめに変えながらカットを進めています。
利用者様を車椅子に乗せたまま移動する際はしっかり足はフットサポートに載せていただきます。
足の筋力が落ちている場合があるので引きずらないように眼を配ります。
つま先を引っ掛けると怪我をする可能性があるためです。
訪問介護員をしいるので車椅子での介助をさせていただくことは多いですが
手を巻き込んだりすることのないようにも十分安全に配慮した歩行が必要です。

斉藤聡
訪問理容さいとう代表  
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒
1995年から理美容室2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立。
同時に訪問介護員としても活動を開始。
ホームヘルパー3年目になりました。

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