こんにちは!
伊勢崎市、桐生市、みどり市を訪問カットしています。
訪問理容さいとうです。
おかげさまで訪問カットのご依頼が毎月増えています。
やはり施設やご自宅で高齢者や障がい者の方をカットするケースが多いです。
その中でも起き上がるのが難しい方はベッドの上でカットします。
この場合は通常のやり方ではできないことがあります。
そこではできるだけ利用者様に負担のないように工夫しながら施術しています。
利用者が動ける人の場合
椅子に座ったりできない方はベッドの上でヘアカットをします。
先日した方は腰が痛くて起き上がることが難しい方です。
ベッドをギャッチアップして上半身を起こすことは痛みが伴うそうです。
まず枕を外していただきました。
それからマットを汚さないため新聞紙を数枚頭の下に敷きます。
新聞紙を使うのは切った髪の毛ごとまるめて捨てられるからです。
そして首の周りにタオルをかけてカットクロスをかけます。
通常の椅子に座ってカットするときのようにぴったり首に巻かなくても大丈夫です。
髪は水スプレーで適度に濡らしてから切ります。
髪のくせをクシで梳いて自然な状態にします。
寝癖が強いときはクセ直しスプレーを使うのもありです。
髪を濡らしておくと水分で髪の毛がまとまっているので散らかりづらくなります。
切った髪の毛は拾ってなるべく用意したビニール袋に入れて散らかさないようにしています。
腰が痛いもののしっかりした方だったので自ら横を向いていただけました。
後頭部の襟足の部分がベッドの上でカットするときは切りにくい部分です。
横を向いていただくとバリカンが入れやすいのでとても助かりました。
襟足は6ミリのバリカンを入れハチまわりは12ミリのバリカンを入れて自然な刈り上げにしました。

ベッドの上でもあまり動けない場合
明くる日も他のお客様でやはりベッドの上でカットをする予定でした。
今度の方はあまり身体を動かすことができないようです。
しかし、ベッドをギャッチアップして上半身を45度くらいに起こすことができました。
髪は多めだったのでやはり周りはバリカンで刈り上げていきます。
ベッドマットと頭のすき間があまり空けられないので頭を左手で支えながらカットしていきます。
下からバリカンが入れられないときは横からしたり上からしたりすることで切り残しのないよう仕上げていきます。
頭頂部の髪が多かったので梳いておきました。
切ったあとはブラシをつけた吸引クリーナーで良く切った髪の毛を吸取っておきました。
シャンプーシートでよく拭いておきました。
自然な形に梳かしつけて終了です。
鏡を見ていただくと少し笑っておられました。

毛はなるべく残さないようにします。
ベッド上で髪を切ると多少なりともシーツやベッドに切毛が落ちます。
作業後はこれらの毛を注意深く取り除くことが欠かせません。
切った毛が散らばっているのはとても不快なものです。
それなのでなるべく後片付けにも気を配るようにしています。
とても暑い季節ですが頭をさっぱりしていただいて少しでも気分良く過ごしていただきたいです。

斉藤聡
訪問カットさいとう代表
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒
1995年から理美容室2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立。
同時に訪問介護員としても活動を開始。
ホームヘルパー3年目になりました。
趣味はランニング。自転車。スマートフォン。
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