【ぱっつん】揃いすぎた前髪をどうする?

前髪ぱっつん カット

前髪がそろってしまったとき、どうしてますか。
自分でカットしたらパッツンになってしまった。
そして切れば切るほど不自然になる。
でも長さを切りすぎてなければ大丈夫。
毛束を持ち上げて切ってみるとけっこうと自然な感じになることがあります。



前髪に段差をつけると軽くなります。

パッツンになってしまうのは前髪がワンレングスになっているからです。
ワンレングスというのは上の髪が下の髪をすべて覆っている状態です。
このスタイルは髪が美しくみえますが重く見えることもあります。
少しずつ下から内側の髪が見えているのがグラデーションです。
毛束を持ち上げて切ると上の髪が短くなりグラデーションが付きます。
前髪をこのグラデーションの状態にすると自然に見えます。
真上に持ち上げて切るとかなりのグラデーションが入ります。
持ち上げる角度が大きいほど段が入ります。
切った様子を見て、だんだん角度を上げると
髪の生え際には個人差があるのでどの程度軽く見えるようになるかは少しづつ見ながら切ってていくと失敗がありません。

生え癖があるときは注意が必要です。

長く理容師をしてきて思うのは人の髪の生え方は本当に個人差があります。
額の生え際には立ち上がりや流れついていることがありますので必ず下した状態をチェックしてから切るようにしています。
自分だったら最初は目標としている長さより2~3センチ長めに切ります。
そこから正面から見て求める長さになるまで2~3回に分けて切ります。
髪質が硬めで立ち上がりやすい人だと長めに切ったらちょうどよかった場合もあります。
それなので3cm切ろうと思っても一気に3cm切ってしまうと切りすぎてしまうのです。
長めに切ってそこから調整しながら切るのが失敗のない切り方となります。
前髪を多めにとるときは2段にとって2回にわけて切るのも方法です。

毛先の位置に注意します。

毛先の位置で印象が変わります。
右も左もまったく同じ顔です。

前髪はとてもこだわりのでる場所でもあります。
小さいお子さんだと目にかからないように短めにすることが多いです。
女性だったら毛先の位置にとても気を使います。
眉毛より上か下か、真ん中か、とても重要です。
切る前に幅や量はどうするかを決めてから切ることが多いです。
まだ重さが気になるときは鋏をたてに入れてみたり、スキばさみで量を調整すると変わってきます。
スキすぎると長さが短く見えることもあるので注意深くカットします。

前髪の量をどれくらいにするか

前髪の量が多いと重く、毛先もそろいやすいです。
薄くしたい場合は前のほうだけ小さく▲に取ります。
多くしたい場合は後ろに大きく▲にとります。

引き出す角度は普通は水平で取ります。
直線的にパッツンの前髪にしたいときは自然に下した位置できります。
パッツンの時は横からまっすぐ鋏を入れます。
少しバラバラにしたいときは鋏を縦にしてちょっとずつ切っていきます。

維持するためにはこまめなカットが必要です。

とても神経をつかって切った前髪ですが残念ながらすぐに伸びてしまいます。
鏡の前に立つと目につくのは前髪のことが多いと思います。
自分の前髪なんかはバラバラになっていて目につかなければいいので
ちょっとした空き時間に鏡をみながら切ってしまいます。
前髪が目にかかってくるとうっとおしいですからね。
関連記事 自分にあった前髪の長さを設定する。

斉藤聡
訪問カットさいとう代表  
訪問介護員歴3年 



東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒  管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。 
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。

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