訪問カットでの移動には軽自動車のバンを使っています。
桐生市内の細い道でもスイスイ入っていけるので重宝しています。
使用しているのはホンダのバモスでけっこう古い車です。
車内はなかなか広くてカットの道具もたくさん積めます。
しかし、外装が痛んでいるので今回DIYで塗装してみました。
やる気があればできる
このクルマは全塗装は3回目です。
1回目は失敗しました。
このときは手塗でローラーで塗装しました。
使用したのはタカラ塗料の世田谷ベースカラーです。
とても天気のよい暑い日にしたため乾燥が速くかなりムラの多い仕上がりでした。
嫁と子供と3人でしたので塗り方にも差があって塗料の厚いところと薄いところがありでこぼこしていました。
1年間はがまんして乗っていましたが、気になるので塗り直すことにしました。
前回の塗料が残っていたので同じ色にしました。
ローラーはやはり難しいと思ったので電動スプレーガンを用意しました。
コンプレッサーがなくても塗装ガン風に塗料を吹き付けることができます。
スプレーガンは操作と塗料の粘度の調整に慣れるまで手間がかかりました。
でも使い慣れると簡単に大きな面積を塗れるのですごく便利な道具でした。
2回目は前よりも満足な仕上がりになりました
慣れてくると勝手がちがってきます。
2回目は最初よりましだったがまだ少し不満がありました。
屋根の塗装が剥げてきたのと色を変えたかったので3回目を行いました。
今回でこれまででいちばん満足な仕上がりになりました。
ゆず肌になってしまったが均一に塗れているので個人的にはそこまで気にならない。
アサヒペン水性スーパーコートのブラングレーという塗料を使用しました。
もともとグレー系の色にしたいと思ってました。
色見本でみていいと思っても実際に使ってみると思っていたのと違うことがあります。
同じ色を塗った他の人のレビューをみてこれならいいかなと思う色にしました。
購入先は楽天市場からです。
事前準備が大切
塗装は下地づくりがとても大事です。
最初の塗装で凹凸をボディにつくってしまったのでそれを平らにする必要があります。
電動サンダーを使いできるだけ塗料がムラになっている箇所を平らにならしました。
塗らない部品は外せるものは外しました。
今回は前後バンパーとヘッドライト、バッミラー、リアワイパーを外しました。
窓はマスキングテープで塗料がつかないように覆いました。
タイヤにはビニールを被せて塗料の付くのを防ぐようにしました。
水性塗料を塗る前にミッチャクロンとい下地塗装を軽く全面に吹きかけました。
これを塗ると塗料が剥がれにくくなるそうです。
あせらずにじっくり色をかさねる
水性スーパーコートは自動車用ではありません。
新車のような艶のある光沢は求めてなくて、グレーで無骨な商用車のような雰囲気が出せれば成功です。
水で薄めて適度な濃度に調整します。
ガンで吹いてみて霧が均一に噴射できればうまく塗れそうです。
1回目は均一に吹けていますが、とても薄い感じでした。
ノズルの口径を少し大きいものに交換しました。
するとちょうどいい具合の噴射になりました。
そのまま塗っていきます。
最初は薄く塗ります。
2回目も厚塗りはしないでおきます。
3回目で色が整ってきました。
4回目くらいで1.6リットルの缶が終わりました。
2つ目の缶を開けてさらにもう2回塗りました。
計6回くらい塗りました。
特に屋根を厚く塗っておきました。
前に塗った世田谷ベースカラーは屋根の部分でハゲが目立っていたからです。
塗り残しがないか確かめながら下回りなどもよく塗ります。
バンパーは黒で残すので塗りません。
ドアノブはグレーで塗ってしまうことにしました。
ラジオアンテナは塗りわける予定でしたが、途中でマスキングテープが剥がれてしまい塗料が付いてしまいました。
面倒なのでアンテナも塗ってしまいました。
塗り終わって半乾きのときにマスキングテープははがしました。
乾ききってしまうとテープを剥がすときに塗料まで剥がれてしまうからです。
しかし一部テープとともに剥がれてしまいました。
小さい場所なのであとで塗り足しておきました。
多少仕上がりは荒くてもお気に入りのクルマに
こうして仕事の合間に全塗装することができました。
色もとても好みの色で良かったです。
今までで一番気に入っています。
時間は朝8時くらいからはじめて午後2時くらいまでで終わりました。
もう資産価値のない中古の古い軽自動車なので思い切ったカスタムができました。
自分しか乗らないのでリアシートも外して二人乗りの登録になっています。
次の車は自家塗装しないかもしれないけど、自分で色を塗ったクルマという思い出に残る車になりました。
斉藤聡
訪問カットさいとう代表
訪問介護員歴3年
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒 管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。
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