白髪染めをするとき通常は額の生え際、
または耳の上の髪から液を塗っています。
一番白髪が染まって欲しいところから薬液を塗るのが効率的です。
自分の経験的に白髪が生える本数が多いのは両耳より前の部分なんです。
こめかみも集中した白髪が出やすい場所です。
そういう場所に塗り残しのないように薬液を塗ります。
ただし、白髪染め以外のカラーの場合は後ろから塗ります。
人の頭は前より後ろのほうが温度が低いので先に薬液を反応させます。
お客様から白髪染めの要望は多いです。
30代後半からかなりの人に白髪が生えてくるようになります。
そこで白髪染めを始めると、やがて根元が伸びて白い髪が見えてきます。
そうするとそこが気になります。
そしてまた白髪染めをします。
しかし、染めるの繰り返すと髪が痛みます。
そんなときはリタッチ(根本染め)で染めると毛先のダメージは抑えられます。
ただ、自分で染めている人がリタッチしようとすると塗り分ける作業が難しいという欠点があります。
染めるか、それとも毛染めをやめるか
毛の長さが12cmの人が根元が1cm伸びるとたびに毛先まで白髪染めをしたとします。
伸びる速さは1か月1cmで毎月カットも1cmしたとして
12か月後の毛先1cmの髪は11回の毛染めをします。
すると11回分のダメージを重ねることになるのです。
カラー剤に混ぜる2液(過酸化水素)は濃いほど髪に対するダメージが大きくなります。
ドラッグストアなどで購入できる市販カラー材の2液は6%のことが多いです。
そのため繰り返し毛先まで塗布しているとダメージが重なります。
髪の長さが短い人ならカットのたびに痛んだところがなくなりますので気になりません。
しかし、長い人になる髪の大部分はカットしても残っています。
そのため、ダメージのある部分が多く残ります
理美容師は1.5%~6%の過酸化水素を使ってカラー剤をコントロールしています。
毛先部分の色味が退色していなければリタッチだけですむこともあります。
また、根元が染まってから根元の薬液を櫛で梳かして毛先まで伸ばして染める方法もあります。
短いショートヘアのカラーの場合根本だけを塗るリタッチがしずらい場合があります。
その場合毛先まで塗ってしまいます。
ショートヘアは施術のたびに毛先は切ってしまいますので比較的ダメージは気になりません。
薬液は付けすぎず、ムラにしないためにはまんべんなく塗布するとよいです。
白髪の場合塗り残しがあると目立ちます。
とくに生え際は注意が必要です。
白髪でも油分が多く硬くて太い白髪は濃い色ならば比較的染まりやすいです。
しかし明るめの色味にしようと思うと入りづらい場合があります。
毛先よりも根本部分が少し濃い色になるのが理想的です。
白髪以外の髪を明るくして白髪を目立たなくする方法もあります。
染めたあとのケアも大事です。
白髪はパサつきやすいので油分を補うようなトリートメントはしたほうがいいと思います。
ヘアカラーの薬液は髪に薬液処理をするためどうしても傷みを伴います。
しかし、白髪染めは新生部が目立つと気になります。
でもそのたびに全部染めてしまうと髪全体が痛んでしまいます。
髪の生え際や分け目は根元の分が見えるので目につきやすいです。
しかし、後頭部や側面はほとんど伸びてもわかりません。
新生部の目立つところだけ部分染めをするのもいいと思います。
その日だけリタッチできるヘアマスカラという商品が市販されています。
上手につかうと白髪を目だななくすることができます。
Bigenビゲン ヘアマスカラ
自然のままの髪でも充分きれいです。
最後に白髪染めをしないという選択もあります。
いままで白髪染めをしていきてやめる場合
すべての染めた部分が入れ替わるのに半年以上の期間がかかります。
個人差はありますが一般的に髪の伸びる長さは1か月に1cmです。
女性のショートカットで髪の長さが12cmの人は1年後に同じ髪型にしたときに
髪が入れ替わります。
それまでは染めてある髪と自分の本来の色の髪が混在するするのをガマンしてそのままにします。
脱染剤で染めた色をぬくという手段もあります。
ただし、完全に抜くのは難しいし傷みも考えられます。
斉藤聡
訪問カットさいとう代表
訪問介護員歴3年
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒 管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。
斉藤聡
訪問カットさいとう代表
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒
1995年から理美容室2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立。
同時に訪問介護員としても活動を開始。
ホームヘルパー3年になりました。
趣味はランニング。自転車。スマートフォン。
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