【毛染め】カットが先かカラーが先か?

カットと カラー その他

カットと毛染めをする順番には意味はある?
結論から言えばどちらが先でも大丈夫です。
基本的にはカラー剤を使う量がより少なくできるのでカットを先にしたほうがいいです。
ただ髪の長さの関係で毛染めを先にしたほうがきれいに染まることもありますので絶対にカットが先ともいえません。
根元は塗らないで染めたいときも長さがあったほうがよいので毛染めが先です。



ある程度髪が短いほうがカラーはしやすいです。

やはりカットを先にしたほうが髪が短くなりますので、その分カラー剤を塗る面積が少なくなります。
少ないぶん塗る時間も多少短くなるでしょう。
全体として作業時間が短くなりやすいです。
カット後にシャンプーする場合はシャンプーが1回少なくてすみます。

一方でカラーを先にしたほうがむらなく塗れる場合もあります。
短い刈り上げや坊主頭など頭皮にカラー剤が付きやすくなってしまう場合は先にしたほうがよいと思います。
髪が短いとカラー剤が密着しやすいため地肌が染まってしまうことがあります。
ただ頭皮の保護剤を塗っておけばある程度は防げます。
短髪はカラー剤をはじきやすくなっていることがあります。
それと技術者がお客さんを二人同時に作業するケースがあります。
理美容師が二人のお客さんをするときに一人のカラーを先にして放置時間を有効に使うこともあるからです。

パーマをかけるときは長さを基準に考えます。

パーマをかけるときは先にカットをするのが普通です。
パーマをかけてからカットをするとせっかくパーマをかけたところを切るのでゆるくなってしまいがちです。
でも、細かくパーマをかけるときや短く仕上げたいときは先にパーマをかけます。
この場合あまり短いとパーマをまくロッドがうまく髪を巻き込めないからです。
切ることを見越してきつめにパーマをかけておくのです。
襟足をできるだけ短くするときは先にパーマをかけておいて、あとからカットしたほうが作業がしやすく仕上がりもよいです。

カラーとパーマを同時ではどうか?

カラーとパーマの場合はパーマが先にしています。
カラーをしてからパーマをすると色が落ちてしまうことがあります。
逆にパーマをかけてからカラーをするとパーマがゆるくなる場合もあります。
しかしパーマがしっかりかかっていればそれほど影響は大きくないのでパーマを先にするようにしています。
パーマとカラーを同時にするのは作業工程が増えて施術時間も長くなります。
体力があまりない方にはおすすめしていません。

一度にカラーとパーマをするとダメージもでますので交互にするようにする方もいます。
パーマをして翌月はカラーをする。
そしてまたその翌月はパーマといった具合です。
パーマと毛染めの間隔を空けることでダメージを少なくすることができます。

斉藤聡
訪問カットさいとう代表  
訪問介護員歴3年 



東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒  管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。 
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。

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