人は何かに捕まると、より少ない力で立ち上がることができます。
とくに高齢になると、日常生活において身の回りの安全を確保することが重要です。
ひとりで立ち上がるとき、バランスを保つためのサポートが必要となります。
そこで、高齢になった母親のために玄関に手すりを取り付けました。
必要な材料の準備
手すりを取り付けるために必要な材料を揃えます。
一般的には、丈夫な手すり、取り付け用のブラケット、ビスやネジ、壁面を補強するためのパテや接着剤などが必要です。
今回は通販で手軽に取り付けできる手すりを購入しました。
また、工具として電動インパクトドライバーを準備しました。
これにドリルビットとドライバービットがあれば作業は早いです。
取り付け場所の選定
手すりを取り付ける場所を選びます。
玄関で靴を履いた後、立ち上がるときに最も効果的な位置を選びました。
近くにドアがあるので邪魔にならず、柱のある所にしました。
体重がかかるところなのでかなりしっかり取り付ける必要があります。
大人の男性が引っ張ってもびくともしない強度を求めました。
手すりの取り付け
まず、ブラケットを当ててみて場所を決めます。
ブラケットの位置を決め、鉛筆で印をつけました。
ドリルで下穴を開け、ビスで固定します。
今回は垂直に取り付けるので、上から仮止めをして垂直をだしました。
下側も同じように穴をあけ8分くらいに締めます。
上下の位置が決まったらすべてのビスを全部閉めて固定します。
最初から全部固定してしまうと歪みが出る場合があるので
すべてのビスの位置が決まってから本締めをしました。
最終確認とテスト
最後に手すりがしっかりと取り付けられたかを確認します。
手すりに体重をかけて、しっかりと固定されていることを確かめました。
また、母親が手すりを使用した際の使い勝手や安定性もテストしておきます。
ドリルを使うと木くずがでますので、後片付けも忘れずにします。
転倒を未然に防止するために
手すりの取り付けによって、母親は玄関での靴の履き替えや立ち上がりの際にしっかりとサポートを受けることができます。
バランスを保ちながら動くことが難しくなった高齢者にとって、手すりは非常に重要な要素です。
転倒やけがを予防するだけでなく、日常生活の自立を支援する役割も果たしています。
トイレにはすでに手すりが付いていますが、こちらは職人に依頼しました。
玄関のほうはあまり大げさにしたくないとの母の希望で目だたない程度の小さなものをとりつけました。
斉藤聡
訪問カットさいとう代表
訪問介護員歴3年
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒 管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。
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