こんにちは!
伊勢崎市、桐生市、前橋市を訪問カットしています。
訪問理容さいとうです。
誰のためのへアカットか?
髪の毛を切る仕事をしていますと
髪型の希望が本人とお金を出す人とで食い違っているケースがあります。
そんなときはどちらの希望に沿ったらいいのか考えます。
もっと理想的なのは双方の意見を話し合ってまとめていただくことです。
関連トピック 髪型は誰が決める?その2
本人と親の希望が違うことがあります。
本人は拒否していて周りの人が髪を切らせたいパターン。
例えばこんなことがありました。
「小学高学年の男の子のヘアカットのオーダーです。
親は思いきり短くして、前髪も額が丸出しになるくらい切ってという。
チョコレートプラネットの松尾さんみたいなイメージです。
男の子はそんな恥ずかしい髪型は嫌だと拒否をしています。
そんなときどうしたらいいですか?
親御さんの言う通り短く切りますか?
それとも男の子の意思を尊重して切らない?
僕の場合は間をとって男の子の希望より少し短くしました。
それでもできるだけ短くして欲しかったらしい母親は納得行かない様子でした。」
この事象についての解決案は3つです。
親子で話し合って髪型を決める。
①両者で話し合ってもらう。
話し合ってもらって両者なっとくのいく髪型が決まるまで待つ。
親御さんの希望とお子さんの譲れないところを話し合って丁度いい髪型に決めてもらいます。
その話し合いが終わるまでこちらは口出しせずに待ちます。
オーダーを聞いて前髪の長さ襟足の長さなどを確認して施術に入ります。
親の希望を第一に考える。
②お金を出すのは親なので親の言う通りの髪型にする。
たとえ本人が嫌がっても保護者である親の意見を第一に考えるということです。
子供の髪はすぐに伸びてしまいます。
前髪や襟足はできるだけ短くして、衛生的で経済的にも優れた髪型を優先します。
確かに長すぎる前髪は目によくありませんし、伸びた襟足に汗をかくと洋服の襟を汚します。
長めの前髪は1ヶ月も経つとじゃまになるのでまた散髪に来なくてはなりません。
皮膚が弱いお子さんだったら垂れた毛先が刺激しない長さにしなくてはいけません。
本人の健康や生活を慮って髪型を決めているので無下にはできません。
子供の自主性を第一に考える。
③お客様はあくまでも子供なので本人の希望通りにする。
自分の頭なのにまったく意にそぐわない髪型にされたお子さんはとうぜん機嫌がわるくなります。
異常に前髪を長めにしたり髪型にこだわりの強い子もいます。
そういうお家のときはお子さんの意思に任せる親御さんもいます。
高校生くらいになると学校によっては髪型についても規則があります。
前髪は眉より上、耳ははっきり出す。ツーブロックは禁止など。
小学生なら規則はないので自由にしてもらってうのもいいでしょう。
ただ理美容室は供給過多なくらいたくさんあるので親御さんが仕上がりに不満が残れば再来店はないかもしれません。
高齢者の場合は事情がかわります。
高齢者でも同様のケースがあります。
介護を受けている高齢者の場合はまた事情が変わってきます。
やはり本人の希望通りにするするのが理想です。
ですが認知症でこだわりがあり髪を切ることを拒否する方もいます。
だからといって強制的にカットすると本人が感情的になり行動がでることもあり危険なので無理にはできません。
なかには入浴を拒否し1年以上お風呂に入っていない人もいます。
施設に入所している人は介護職員によってタオルによる清拭はしているので、けっして身体は不潔ではありません。
ただ触ると髪はベタベタしているのがわかります。
伸び切った髪は定期的な手入れができないと不衛生になりやすいのでできれば手入れのしやすい長さにしていただきたいのが介護側の希望です。
まれに理美容師さんに髪を切ってもらった後に切った毛が付いているから洗いましょうと誘導し入浴できるケースも有ります。
本人が機嫌のいいときに上手に誘うとすんなりいくことが多いです。
こだわりの強い方に納得していただくのはなかなか骨の折れる事案でもあります。
お互いの希望が話し合いができればベスト。
お客様に喜んでいただいて施術後は笑顔で送り出せるのが一番です。
よく話し合ってもらって両者なっとくのいく形でしてもらうのがベストですね。
ただ、時間の限られた中でカットをしなくてはいけないのでできれば施術に入る前に決めておいて欲しいですね。
親のご希望を取り入れながら
「前髪はこれくらい切ってもいい?」
と鏡をみせながら本人に確認をとりながら切るのがいいのかなと思っています。
嫌な気持ちで帰るのはつらいですからね。
以前と比べると最近のお子さんはおとなしい子が多く、カットしているときもじっとしているので切りやすいです。
斉藤聡
訪問理容さいとう代表
東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒
1995年から理美容室2店舗で理容師として勤務。
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着型訪問理容を志し独立。
同時に訪問介護員としても活動を開始。
現在介護職について2年目になりました。
趣味はランニング。
2020赤城大沼バーチャルトライアル20kmの部完走。
2020ぐんまウェブマラソン100kmの部完走。
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