【訪問介護】世の主婦の方々はすごいことをしています。

主婦 訪問介護

世の主婦の方々はすごいことをしています。
家事というのははたいへん な激務で
掃除 炊事 洗濯は頭脳と体を酷使する作業なのです。
そして家族のみんなの健康や衛生の管理をする重要な任務であります。
さらに家事は毎日が営業日で定休日はありません。
他の家人が健やかに暮らしていけるのは家事業務を担っている人たちの努力の賜物なのです。
ということを訪問介護をしてきて痛感しています。



生活介護が暮らしを支えています。

訪問介護は身体介護と生活介護があります。
身体介護は直接利用者様に触れる介護です。
そして生活介護とは利用者の生活に関わる介護です。
身体介護は重要ですが、生活介護も利用者の生活を支える大切な業務なのです。
生活介護をしてみると世の主婦業をしている人たちがいかに大変かということがよくわかります。
掃除といってもリビング キッチン トイレ お風呂場
家の中に掃除場所はたくさんあります。
その場所に合わせて掃除をする。
洗濯機が洗うといっても洗濯物を種類別にわけて洗うし
干す取り込む畳むという作業はしなくてはならない
他にも買い物、炊事があります。

お買い物支援もかなり神経を使う仕事です。
安い品ものがいいのか
値が張っても品質のよいものがよいのか
値引き品でも安いほうがいいという人もいるし
できるだけ新鮮な食品を求める人もいます。
選ぶ製品にもこだわりがあることがあります。
コーヒーでもメーカーにこだわりがあるのでしっかり何を買うのか聞いておきます。
なんでもいいよという人は一般的な製品を買っておきます。

衣類の管理は衛生的な生活を保つ役割があります。

洗濯ものをハンガーにかけて物干しざおに吊るすことはけっこうな労働です。
洗濯物を高い位置に置くことを繰り返しているととても疲れます。
干す衣類が多いほど作業量も増えます。
介護の場合は他人の衣類をあつかうので神経も使います。
ポケットにティッシュペーパーや紙が入っていないか洗濯機に入れる前によく確認しなくてはいけません。
痛みそうな素材の衣類はネットに入れて洗います。
一般家庭と同じように丁寧に扱わなくてはなりません。
干すときも乱雑にならないように整然と美しく干します。
衣類の種類別にわけて向きをそろえるときれいに見えます。
干してある様子が雑だと利用者様にも印象がよくありません。
干し方も美しくと先輩ヘルパーさんが教えてくれました。

調理をすることもあります。

食事のメニューを考えるのもお仕事です。
買い物で買ってきたもの、または冷蔵庫に

ある食材をつかってその日の食事をつくります。
以前担当したことがありますが味付けにも神経をつかいました。
その家によって味付けが違うのでできるだけ好みを聞いて調整します。
訪問介護にいく家庭は高齢者だけではありません。
障害者のかたもいます。
比較的若い利用者様には年齢に合わせたメニューの食事を提供します。
食事ができたら配膳し食べていただきます。
利用者様が食事をしている間に掃除や洗濯を行います。
利用者さんが食べ終わったタイミングで下膳して食器を洗います。
使ったキッチンもきれいにしておきます。
ゴミがある場合はゴミ出しを地域のごみ収集日に合わせて行います。
最後に伝票にその日行った業務や伝達事項を記入します。
はんこあるいはサインを伝票に入れてもらい終了します。
そして利用者さまにご挨拶して退出します。

ヘルパーさんの体験を役立てています。

最初ヘルパーの仕事を始めて、なれるまでは他人の家で仕事をすることはとても緊張しました。
とても話の上手なヘルパーさんだと利用者さんと会話をしてその人にとって適切な介護を判断できるようです。
コミュニケーションが肝心なのですがそのことが自分の課題ともなっています。
数回訪れて利用者さんとも打ち解けてくると仕事の段取りがわかってきてスムーズに仕事ができるようになります。
各家庭にお邪魔し、様々な利用者さまに接することができてとてもよい経験となっています。
介護を必要とする方の身体状況や精神状態にふれていることが訪問理容をする際にもとても役立っています。


斉藤聡
訪問カットさいとう代表  
訪問介護員歴3年 

東北工業大学卒 群馬理容専門学校卒  管理理容師
1995年から理容室、ユニセックスサロンの2店舗で理容師として勤務。 
2002年からは訪問理美容専門事業所に所属して訪問理美容を開始する。
同時に訪問介護員2級を取得する。
2019年より伊勢崎市を中心とした地域密着の訪問理容を志し独立する。
同時に資格を活かして訪問介護員としても活動を開始する。
ホームヘルパー4年めになりました。
伊勢崎市、桐生市、みどり市を中心に訪問カットをしています。

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